目標
複数の数がひとつにまとまったり、ひとつの数が複数に分かれる感覚を学ぶこと。
コンセプト
足し算、引き算の習得を最初のゴールとして考えているので、その基礎としたい。
足し算も引き算も、物を分けたり、物を集めたり、物を減らしたり、と様々な事象を抽象化したものであり、習得のアプローチは無数にありそうである。
ところでうちの息子は食べ物に対する執着が強く、カットりんごの盛り合わせなどみんなで食べるものが出ると、個数の管理を始める。「ぼくは3こたべる。おとうさんにも1こあげる!」など。2個くれる優しいときもある。
この個数管理を活用しようと考え、りんごを分けるゲームに決めた。
ユーザインターフェース(UI)
- 不正解、「ざんねん」、「ブブー」、など、失敗したときにそれを明示することは避けた。それでモチベーションを失い投げてしまうのを防ぐためである。代わりに、やり直しボタンを配置し、いつでも押せるようにした。
- リンゴが配られる様子を目で追えるようにした。その方が”分ける”イメージを持ちやすいと考えた。
- タップもしくはクリックの1動作でリンゴを配ることができるようにした。子どもに複雑な動きは難しいと考えたことと、タップしてね、という意図を伝えるUIが作りやすいと考えたため。
- リンゴを指でなぞって動かす仕掛けもいいと考えている。
- 何個を何個に分けてね、という表示はアイコンにしてもよかったが数値の表記とした。数値と、その意味とを結びつけることの反復練習にもなると考えたため。
ゲームの流れ
- 何回かのリンゴ分けゲームを1セットとした。反復により学びの効果を高めたい
- 1度の成功ごとに褒めて、1セットこなしたら称賛する。終わりを明確にして、達成感を得てほしい