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カップ麺からの塩分摂取量を減らしたい!
みなさん、カップ麺は塩分が多くて体に悪い!と思っていませんか?
僕は思っています。
だけど、カップ麺が好きという気持ちに嘘はつけませんよね。ですから、美味しく、しかも塩分ひかえめにできないか、いろいろと試してみました。
塩分摂取量の測り方
塩分濃度計でスープの塩分濃度を測り、推定しています。詳しくはこちら。
塩分摂取量の目標
健康のため、1食2.1g以下を基準としています。くわしい解説はこちら。
凄麺「喜多方ラーメン」
まずは僕が一番好きな喜多方ラーメン。凄麺の平打麺の完成度の高さは他に類を見ません。カップ麺界で断トツでしょう。そこに甘めで鶏風味たっぷりのスープ。最高です。
しかし総塩分量は高めの7.4g!もしスープまで完食すると1日分の塩分が摂れちゃいます。1日分の塩分が摂れるカップ麺です。
通常の湯量で作った場合(450g = 430cc)
通常のお湯の量で調理し、麺と具だけ食べてスープは我慢。
それでも・・・
残スープ重量344g × 塩分濃度1.5% = 5.16g
総塩分量7.4g – 残スープ塩分量5.16g = 2.24g
目標の2.1gを超えてしまいました。泣
お湯多めで作った場合(500g = 480cc)
一番好きな凄麺なので、これで終わらせません。お湯多めという冒涜。味づくりの否定?
いえいえ、風味たっぷりな喜多方ラーメンは、お湯多めでも全く問題なし!
むしろ塩の強さがやわらいで、風味を存分に感じられる食べ方かもしれません。強がりではありません。
そして・・・
残スープ重量382g × 塩分濃度1.4% = 5.35g
総塩分量7.4g – 残スープ塩分量5.35g = 2.05g
勝利です。これで今後も心置きなく喜多方ラーメンを食べられます。スープほとんど飲めないですが。
凄麺「富山ブラック」
真っ黒な醤油ラーメン
富山ブラックラーメンといえば、真っ黒のスープに強い醤油味。
現地で食べたときには、頭を殴られた気分でした。醤油を飲んでる気がして。
総塩分量も7.9gとトップクラス。
なんと通常の湯量でOK
そんな富山ブラックですが、通常の湯量(450g = 430cc)で目標達成です。
残スープ重量366g × 塩分濃度1.7% = 6.22g
総塩分量7.9g – 残スープ塩分量6.22g = 1.68g
めん・かやくの塩分量が0.8gと少ないので、それだけ食べても塩分量は大したことがないというわけですね。スープ2、3口なら飲めます!
凄麺「熟炊き博多とんこつ」
最も塩分を控えられる凄麺
めん・かやくの塩分量が0.4gで凄麺のうち最小です。
総塩分量は7.1g。スープの塩分量が多めです。
というわけなので、スープを控えれば塩分摂取量を抑えられますね。
通常の湯量で余裕(スープを飲みすぎなければ、ね)
通常の湯量(450g = 430cc)で余裕です。
残スープ重量412g × 塩分濃度1.4% = 5.77g
総塩分量7.1g – 残スープ塩分量5.77g = 1.33g
残スープが多いのは、博多とんこつが極細麺で、お湯を入れてたったの2分であることから、あまりお湯を吸わないためではないかと考えられます。その分、他の凄麺と比べて食べるときの湯量が多いのでスープの塩分量を多めに設計しているのではないでしょうか。
まとめ
一食2.1g以下の塩分を目指すと、スープをほとんど飲めません。たまに食べるときには飲んでもよさそうですが、よく食べるとなると・・・気を付けた方がいいですね。
お湯を多めに入れることで塩分濃度を下げるというのも有効です。その効果で2、3口だけ余分にスープを飲めるようになります。これを少ないと感じるか十分と感じるかは、人それぞれですね。
お湯を多めにすると味が薄くなるから嫌だ、と思うかもしれませんが、カップ麺はたいてい味を濃く設計しているので多くの場合大丈夫です!これも好みによりますが・・・。
好みと健康を両立して、末永いカップ麺ライフを送りたいですね。