AtCoder ABCで茶緑水青のパフォーマンスが出るAC数は?

競技プログラミング

結論

AtCoderのABC(AtCoder Beginner Contest)で、茶~青までの各色になるための目安。

  • 茶色:ABCの3完をそこそこの速さで達成するか、4完を安定させる
  • 緑色:ABCDの4完をそこそこの速さで達成
  • 水色:A~Eの5完を安定させる。それなりの速さも必要
  • 青色:A~Fの6完を安定させるか、Eまでの早解きを安定

目標パフォーマンスごとの必要AC数とタイム

茶~青までのパフォーマンスを出すために必要なAC数とタイム
茶~青までのパフォーマンスを出すために必要なAC数とタイム

過去に開催されたABC(と、ABC級)10回分の一覧表です。茶~青までの各色になるためのパフォーマンスを出すために必要なAC数とタイムをまとめました。

茶~青までの各色になるためのパフォーマンスとして、600,1000,1400,1800を仮定してます。これは、初回から10回連続で出すと、茶~青になることができる目安です。なお初回からでなくとも、10回連続すれば大抵の場合は到達できます。

10回連続という目安の算出には、AtCoderRatingSimulatorさんのデータを使わせていただきました。

10回のコンテストは、約3か月分です。安定さえすれば短くも感じるし、ラッキーパンチ数発では到達しにくい、絶妙なバランスです。

○色になるためには

  • 茶色になるためには
    • プログラミングの基本(条件分岐やループ)を習得し、実装に慣れる。
  • 緑色になるためには
    • 計算量への理解を深め、どのようにアルゴリズムを作れば計算量が小さくなるか、知識と経験を貯める。
  • 水色になるためには
    • 競技プログラミングでよく使うアルゴリズムを十分に習得してなおかつ、考察の精度・速度を上げる。もしくは、ABCのE問題くらいの難しさの問題を速攻で解けるようになる。
  • 青色になるためには
    • 数学・アルゴリズムへのセンス+競技プログラミングに十分慣れるか、ABCのF問題級の過去問題を数多く解いて類題をコンテスト中に解けるようになることで達成できる。

まとめ

茶色:3完(3問AC)、緑色:4完、水色:5完、青色:6完、と概ね対応しています。ただし、そこそこの速さで解くことが求められてます。

ABC6問時代に比べて、さらなる解答速度が求められているようです。ABC6問時代のデータはこちら。

現在の色から次へと色変するには、自分が現在解ける問題+1問をコンテスト中に解く必要が出てくるので、壁が厚いですね。

コンテスト中に解く、というのが案外やっかいで、過去問なら解けるのに!本番では解けない!という事態もよくあると思います。

しかし過去問で解けるようになったのであれば、後は解くための時間か冷静さがあれば解けるようになるはずなので、過去問を解く(精進する)などしてスピードアップ&場数を踏んでいけば、やがてコンテスト中に解けるようになると思われます。

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